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2007.09.07
 我々はみな生まれてから、いや実際にはその前から、死が魂を導いて行くその日まで、打ち続けています。心臓の鼓動《ハート・ビート》。

 我々が音楽を聴き、自然に顎を揺らし、首を振り、体を揺すり、手を打ち、足を鳴らすのは、そもそも存在の根本の部分にリズムやビートを内包しているからであって、決してリズム感や好き嫌いや後天的な問題ではないのです。踊りなどとんでもないという人も、ノックの音はトン、トンと、リズミカル。規則正しい自然の律動に癒され、それが乱れると不安を覚え、ほぼ一日周期で活動、食事、睡眠という生活のサイクルを無意識に繰り返します。それはリズムです。無縁な人はありえません。

 そういった意味で、世にあるいろいろな音楽の中で最も人間の野生の部分、根っこの部分に近しいものはやっぱり太鼓、カホン、ドラムをはじめとする瞬間瞬間を無限のパターンで刻み続ける「打たれる楽器達」とそのプレイヤーなのかもしれません。メロディーが情操や感情を多彩に彩るとすれば、打楽器達は、我々の最も深い、最も飾らない、最も危険で、最も自然な“あそこ”を刺激してやまないのです。

 というわけで、函館cafeハルジョオン・ヒメジョオンにて開催の次回の「土曜の夜の音楽会vol.25」は、あらゆるオーディエンスの気持ちも体もじっとさせてはおかない、アフリカ太鼓奏者山北紀彦(楽器は自作)のソロ・ライブです。ライブ開始早々あっという間に、彼の刻みに合わせて動く自分の中の知らない何かに気づくこと請け合いです。

 それは“命”です。
 
 
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 土曜の夜の音楽会25・ヤマキタイズム
 
 と き 9月15日(土)19:00開場 20:00開演

 ばしょ 函館市大手町3−8 cafeハルジョオン・ヒメジョオン

 料 金 1,500円(別途ドリンク代)