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2007.01.14
 今日の帰り道、前方から猫がとことことやってきました。早く部屋にたどり着きたいと思うほど寒い夜、薄暗い街灯だけが照らす凍った雪道です。

 驚かしてはいけないと思い、ゆったりとした動作で、わざと彼女を避けるように大きく右に膨らんで歩き続けました。近づくにつれ彼女もこちらに気づいて歩みが慎重になります。二人の目が合いました。

 私から見て彼女は左、私は右。ちょうどすれ違いざまに二人とも完全に動きが止まりました。お互いに目が釘付けです。私はこんな寒い夜にはだしで大丈夫なのかとか、一体どこで眠るのだろうなどと漠然と心配しました。

 家にくるかい? 二匹も三匹も同じだ、と話しかけました。

 しかし、彼女はこちらを見つめたまま首をゆっくりと、しかしはっきりと左右に振って、まるで呪縛が解けたかのように突然ダッシュして走り去りました。凍てついた道をひたすらに、街灯が照らさない暗闇の中へ。

 残念なような、ホットしたような、心配しながら、安心しながら、中断していた帰宅を再開しました。

 いいさ。その気になったらまた会おう。
2007.01.14
 きゃー ばらばらしたい

 そろった

 ああ せまい

 狭いなら出ろよ
2007.01.14
 昔読んだお話です。

 人を騙すのが大好きな男と女が、共同してみんなを騙してやろうと意気投合しました。仲の良い恋人になったふりをしてお付き合い、生涯の愛を誓い合ったふりをして結婚、幸せな家庭を築いていつも仲良しで円満なふりをして、みんなをうらやましがらせました。でも本当は、夜二人でくっくと笑いながら「みんなすっかりだまされているよね。」そして、何十年も周囲を欺き、ついに仲の良い夫婦のふりをしたまま二人とも亡くなりました。自分達のお葬式を上のほうから眺め「仲の良い夫婦でしたね。」という参列者の言葉に二人して微笑。「最後までみんなを騙しとおせたね。」「ね。」

 偽りと真実の区別などないのかもしれない。