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2006.07.21
 東西南北の「北」、市町村の「村」、資本主義の「資」、太陽の日へんの暁(あかつき)と書いて「高澤慎」と読みます。

 冗談はともかく、私の名前を躊躇なく、質問もせずに一度で読めた人は、私の知る限り今まで1人しかいません。小学校5年生から6年生までの担任の先生です。北村資暁という名の読み方で一番多いのは「なんて読みますか?」、次が「ともあき」ついで「すけあき」です。ちなみに「資暁」でグーグると、私と某会社の社長(すけあきさん)しかでてきません。上位5位までを私が占めていますから、私が世界で一番有名な「資暁」であることは間違いありません。問題は、そんな検索は誰もしないことです。

 というわけで、個人事業主として独立開業するに当たって名前を覚えてもらうという最優先課題にぶち当たった時、難読氏名を逆手にとって、公の場ではほとんど読み仮名をふることにしました。ホームページ、あらゆる広告宣伝、名刺その他。逆手にとって、というのは例えば「山田太郎(やまだたろう)」では何か不自然だという意味です。

 「北村資暁(きたむらもとあき)」だと、おお確かに漢字だけでは読めない、おお読まれないのを自覚しているとかなんとか思ってもらえて印象に残る可能性が高いですし、何割かの方は漢字と読み仮名が整合性があるかどうか行ったり来たりしてくれるはずです。これが何かと言うと、「暗記」のテクニックです。私のアプローチは根拠や基礎があるわけではありませんが、なかなかいい線をついているのではないかと思っていました。

 今日までは。

 少々前、函館にあるコミュニティFM局「FMいるか」のかわいいかわいいパーソナリティーに曲をリクエストをしたことがあります。受けを狙ってラジオネーム「行政書士北村資暁(きたむらもとあき)」としてメールで送信。彼女は私の狙い通りに、ラジオネームじゃないじゃん、と思ってクスッと笑いながら、ひらがなの”きたむらもとあき”を”きたむらともあき”と読んだのです。おやおや、間違えちゃった、かーいいと思ったものです。ラジオで話すプロといえども、いい間違えやいわゆる「噛んだ」というのはよくあることです。気にしないことにしました。現在毎日流れる放送では「行政書士きたむらもとあき事務所は、はこだて夢ショップです」とちゃんと言ってくれています。

 ところが今日また。

 本日、函館陸運支局にて。ここは窓口が大変込み合うことがあるので、カウンターの上に名前を書く用紙があって、原則としてそこに名を記した順に従って受付をしてくれます。恐らく名前のいい間違えを防ぐためだと思いますが、一番上の列の記入例には「名前はひらがなで書くこと」と書いてあります。しかしほとんどの人はちゃんと読まずに漢字で書いてます。行政書士はちゃんと読んでいますから、きちんとひらがなで「きたむらもとあき」と書いて大人しくニコニコしながら順番を待ちました。

 順番が来た!呼ばれた!「きたむらともあきさん」(▼▼)なぜ?

 きっと「もと」より「とも」の方が発音がしやすいか何かですが、そのような理屈で追求するのはやめましょう。こだわるのは私のスタイルではありません。名前は自分の一部でしかありません。名より実。この「名」は名誉という意味ですが、「名前より内容」でも意味は通じますね。

 どのような呼び方であれ、呼んだ人が必要としているのは私なのです。そちらの方がよっぽど重要。