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2005.08.11
 独立して個人事業主としてやっていく、と決めると避けて通れないのが経理の問題です。(大半の)給与所得者と違って確定申告をすることになりますので、何らかの方法で会計記帳を自分の責任で手配する必要があります。

 会計記帳が行政書士の主要な業務の一つということ、また上記理由で自ら必要であることなどから、日商簿記3級はかろうじてとっていました(独学)。2級のテキストと問題集は一応持っています。会計ソフトも弥生会計を準備。日々の仕訳はなんとか自分で出来るというところまでは用意できました。しかし、いざ開始の時点で問題にぶつかりました。それは、始め方がわからないということです。

 本やネットで散々探しましたが、いわゆる「期首」の作り方がわかりません。個人事業でも法人と同じようにまず、開始時点の資産などを固定した貸借対照表を作らなければならないのですが、その作り方が不明でした。自分の事務所で使用する勘定科目も決めなければなりません。この辺、にわか簿記ホルダーには限界でした。

 そういうわけで上記理由に加えて、ネットワークを広げる意味も含め税理士の先生を探してお願いすることにしました。まず、開業日の時点でのローン残や預貯金残高、開業準備に使った経費、いわゆる「開業費」の明細などのデータを持っていって打ち合わせです。ヒアリングと相談を経て、何日か後に私自身の開始時貸借対照表を作ってもらいました。これを弥生会計の「行政書士北村資暁事務所」の事業所データに順に入力するのです。それらがあって初めて日々の記帳が開始できるのです。

 ちなみに個人事業には「資本金」はありません。現金・預貯金+車輛運搬具+什器備品+開業費(繰延資産です)+前払金(車のローン利息)が借方(右側)、未払金(車とPCのローン残)が貸方(左側)で、右マイナス左で出た金額を「元入金」とします。これが資本金の代わりとなります。

 毎月〆た後、データと領収書を渡してチェックしてもらい、必要に応じて訂正の指示を受けて実行、を繰り返します。経理の正確さが確保され、自分の勉強になり、場合によってはお客さんの紹介もいただけるというメリットがありますから、月々の顧問料は安すぎるくらいです。(ちなみに始めたばかりで量も多くなく、また懐事情も完全にオープンで、おおまけにまけていただいて月10,500円です。)

 当事務所の経理は、売上高の問題以外は極めて順調です。


 ※ 個人事業経理のワンポイント(カード決済)

 この件、やり方がが探しても見つからず、散々悩んだり相談した結果、現在は以下のように仕訳をしています。1枚(実際には1社で複数枚)のカードで、リボ払いと1回払いが混在しいても同じです。

 カード使用時

  借方              貸方
  
  各経費科目(新聞図書費等)  事業主借

 決済(支払時)

  借方      貸方
  
  事業主貸  普通預金(決済口座)
  支払利息  普通預金(決済口座) 

事業主というのは個人事業の経理特有の勘定で、事業主の自分と個人の自分の間で取引があった場合に使用します(生活費を借りたり)。常に左が事業主貸、右が事業主借となります。

 会計って、ぴたっと合うと非常にカタルシスを感じますね。